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2025年3月20日・健康際開催されました!

2025年・健康際が開催されました!

 2025年3月20日(春分の日)に、日本中医学院にて健康祭(文化祭)が開催されました。

 前日は会場設営のために早朝から準備を始めたのですが、雷が鳴り、雹が振り、そしてボタ雪が激しく降るという天候で、いったいどうなることかと案じましたが、当日は天候に恵まれて、多くの方々に足を運んでいただくことができました。

 簡単ではございますが、2025年健康際の報告をさせていただきます。

別館の催し物

小金井信宏先生の特別講座
『身近な老いに向き合う』

午前の第一回の講座は、小金井先生による特別講座。今回のテーマは『老いと向き合う』。
小金井先生の豊富な中医学の知識に、さらにご自身の経験を踏まえながら、とても興味深い内容のものとなりました。
 会場は席が足りなくなふほどの盛況ぶりで、椅子を増やすなどして当日枠に対応するほどでした。

千葉浩輝先生の特別講座
『アレルギー体質にならないための養生法』

午後の別館は千葉浩輝先生の『アレルギー体質にならないための養生法』から。千葉先生は、当校の卒業生で、昨年開催された学術大会にひきつづきの登壇となりました。千葉先生は、小児科漢方の臨床家として日夜臨床に取り組んでおり、アレルギー体質にならないための貴重なお話を伺うことができました。

折橋梢恵先生の特別講座
『現代社会で活用できる中医学メソッド〜美容鍼灸師が生活で役立つ中医学を紹介〜』

別館3回目の講師は、この度外部講師としてお呼びした、美容鍼灸の第一人者であられます折橋梢恵先生。美容鍼灸という側面はもちろんのこと、鍼灸の専門家としてツボとは何か、よく使うツボの位置や押し方など、経絡やツボということについて教えていただきました。終始笑顔で講演なさる折橋先生に魅了された方も多く、こちらも好評な回となりました。

金子真已先生の特別講座
『忙しい大人の、死なないための中医学活用法』

別館最後を飾る講師は、当校の薬膳科卒業生であり、“ベトナムちゃん”の愛称で親しまれている金子真已先生の講義です。現在ベトナム料理店を全国で六店舗経営しているパワフルな金子先生は、様々な困難な道を乗り切るために、中医学の考え方をフル活用してきたそうです。ご自身の事業を通して試行錯誤をしてきた末に辿り着いた、まさに“金子先生的”中医学観を赤裸々にお話しいただき、力強く生き抜くための思考法などをお伝えしていただきました。

本館2階の催し物

日本中医学院・中医学講師による漢方相談

文化祭の恒例コーナーである漢方相談が、今回の文化祭でも設置されました。午前中は小金井先生の講義も重なったためか、各先生空席が目立ちましたが、午後の枠は当日受付であっという間に埋まりました。日本中医学院・学長の韓涛先生はじめ、呉晨輝先生、桜林玲子先生には長時間に渡り活躍していただきました。

日本中医学院・卒業生による体質診断

こちらも文化祭の恒例コーナーであります、卒業生による体質診断のコーナー。中医学ではお馴染みとなっている気虚や血虚といった体質分類を、相談者とお話をしながら判別していき、その対策などをお話ししてまいります。今回も相談者が多く訪れ、それぞれ判別された体質に耳を傾けておりました。

みず堂薬局の漢方茶の販売

今回、全国で漢方相談を展開しているみず堂薬局のご厚意で、みず堂薬局が販売している漢方茶の販売コーナーも設置しました。体にいいことはもちろんのこと、原材料にもこだわり、体質に合わせたチョイスができるものを取り揃えました。隣の漢方相談や体質診断コーナーで自分の体質を把握できた方がご購入されたり、なかなか好評なコーナーとなりました。

本館3階の催し物

気功体験教室

中医学の学校は全国にもいくつか存在しますが、他校に見られない日本中医学院の特長の気功整体科。気功整体科を卒業されて、気功教室などを開催されている卒業生の指導のもと、気功体験教室が行われました。参加者はみなさんとても気持ちよかった、またやってみたいと、体験後は笑顔でお話しされていました。午前2回の開催となりました。

李玉棟先生によるミニ推拿講座

日本中医学院で学んでいる在校生でも知らない人が多いのですが、気功整体科では気功だけではなく、推拿を学ぶ時間もあります。その推拿を教えている先生が、李玉棟先生です。李先生は各地で講演をされておりますが、今回は時間を作っていただきミニ講座をしていただきました。中医学における推拿について、熱く語っていただきました。

卒業生による推拿体験会

李玉棟先生のミニ講座の後は、実際に推拿を受けてもらう推拿体験会を開催いたしました。施術者はいずれも日本中医学院の気功推拿科を卒業し、さらに研究科で研鑽をしている方ばかり。日頃鍛えた腕前を発揮していただき、参加者にも気持ちの良い推拿を体験していただきました。

本館4階の催し物

ヘルシアスによる生薬販売コーナー

ヘルシアスは、薬膳科でクラスメイトだった二人が始めたお店です。生薬や、薬膳に使う食材などを販売するもので、卒業生の中でもすでに御用達として利用している方が多数いるということで、他では見当たらないようなものなど、品質の良いものを取り扱っています。この日も手持ちの商品が完売になるほどの人気でありました。

耳ツボ・お灸体験コーナー

耳ツボ・お灸体験コーナーを担当した三枝先生は、日本中医学院の卒業生であり、お灸の老舗であるせんねんきゅうのお灸サポーターもしています。この日は火を使わないお灸の体験や、最近人気の耳ツボの指導も。せんねんきゅうの商品を販売したり、参加者はお灸と耳ツボの世界を楽しまれておりました。

調理実習室の催し物

『中国食文化から学ぶ先人達の薬膳への思い』ワンタン2種とスパイスラー油を作る

調理実習室では原田裕子先生による薬膳教室が開催されました。原田先生にご紹介してもらったメニューはワンタン。原田先生の資料によりますと、王墓の副葬品としてワンタンがあったそうで、古来より庶民から王族まで多くの人々に親しまれてきた料理だそうです。今回は2種類のワンタンと、原田先生秘伝のスパイスラー油を作っていただき、参加者はみなその薬膳の効果とおいしさを堪能されていました。

その他

その他に、恵比寿にある「やくぜんや」の薬膳弁当の販売や、中目黒にある「香食楽(かくら)」の薬膳カレー、「Feliz Shumoko」による薬膳パンの販売をしました。
いずれも当校出身者の関連店舗によるもので、とても好評を博すこととなりました。

今後ともよろしくお願いいたします

 この度は、皆様のご協力を得ながら文化祭を開催すること後できました。
 また、在校生や卒業生、そして中医学や健康に興味を抱く多くの方に参加していただきまして、誠に感謝しております。
 今後も回を重ねるごとにより良いものにしてまいりますので、どうかご協力の程よろしくお願いいたします。

2025年3月20日(春分の日)
ココロとカラダを整える
健康際
テーマ『家族を守る中医学』

来る2025年3月20日(春分の日)に、日本中医学院にて文化祭を開催いたします。小金井先生の特別講座、日本中医学院講師陣による漢方相談会、気功体験教室、推拿体験、薬膳食材の物販など、たくさんのイベントをご用してお待ちしております。!

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