日本中医会の講座

韓涛先生による中医学講座
『婦人科腹痛』

講座について

講座内容

講座テーマ
婦人科腹痛

 お腹が痛いことを一言で“腹痛”といいますが、その原因は多岐に渡っています。
 なかでも、女性に特有な腹痛というものがあり、特別にそれだけで一つのカテゴリーを形成するくらいです。
 中医学は古来より続く伝統医学でありますが、その発祥の頃から女性を大切にしてきた歴史があり、女性を大切にしているからこそ、女性によくある腹痛について考察が重ねられてきました。

 韓涛先生による婦人科講座が、ここからしばらく続きますが、この講義を通して、中医学は古来より女性の心身を気づかう医学であるという側面を垣間見ることができると思います。

 令和5年5月25日(木)は、日本中医学院の学長であります韓涛先生より、「婦人科講座」についてご講義を賜りますので、ご家族やご自身のため、また患者様やお教室の生徒さんのためにも、積極的にご参加いただけたらと思います。

「婦人腹痛」とは、臨床ではよく見られる病証で、女性の月経期間、妊娠期、産褥期以外の時期に発生する下腹部の疼痛を指します。現代医学で分類される骨盤内炎症、卵管炎、子宮頚管炎症などに現れるものでもあります。
中医学では、婦人腹痛の発生機序は主に、発病因子によって、衝任脈阻滞による「不通則痛」と、衝任脈虚衰による「不栄則痛」となります。
臨床では、腎陽虚衰証、血虚失栄証、熱毒壅盛証、湿熱瘀結証、気滞血瘀証、寒湿凝滞証などを弁証して、通調衝任気血を主要な治療方法とします。これらの証に基づきながら、処方(日本の漢方顆粒)を選ぶと良い効果が現れますので、その要綱を解説してまいります。

講義の主な要綱
*腎陽虚衰証
*血虚失栄証
*熱毒壅盛証
*湿熱瘀結証
*気滞血瘀証
*寒湿凝滞証
*治療:通調衝任気血

講座の日程

令和5年5月25日(木)10時~12時

講座開催の場所・受講形式

① 日本中医学院にて受講
② Zoomによるオンライン
③ 期間限定の動画配信:平日ご都合がつかない方のために動画配信をいたします。

日本中医会

​〒113-0033
東京都文京区本郷1-8-2 日本中医学院内

■ JR総武線水道橋駅東口より徒歩5分
■ 都営地下鉄三田線水道橋駅A1出口より徒歩2分
■ 都営地下鉄大江戸線本郷三丁目駅より徒歩8分
■ 東京メトロ地下鉄丸の内線本郷三丁目駅より徒歩8分

講座費用

会員  4000円
会員外 6000円

定員

会場    20名
オンライン 制限なし

韓涛先生の講座日程

開催時間はいずれも10時~12時となります。

日程テーマ講座案内
5月25日(木)婦人科腹痛講座案内ページへ(終了しました)
6月22日(木)婦人科によく用いる処方①講座案内ページへ(終了しました)
7月20日(木)婦人科によく用いる処方②講座案内ページへ(終了しました)
9月21日(木)子宮筋腫講座案内ページ(終了しました)
10月26日(木)婦人科・美容①・美容に影響する原因講座案内ページ(終了しました)
11月30日(木)婦人科・美容②・美容内治十法講座案内ページ(終了しました)

韓涛先生のプロフィール


桜林玲子先生

1983年北京中医薬大学中医学部卒業。
卒業後中国山西省中医学院講師を二年勤め、その間著名温病学者趙紹琴先生に師事し、一年間温病学を学んだ。
1985年中国中医研究院の大学院に入学。著名中医臨床文献研究者余瀛鰲先生に師事し、中医臨床文献の整理研究を勉強し、1988年卒業、修士号取得。卒業論文「金匱要略注本研究」を「中華医史雑誌」に発表。卒業論文の資料を収集する際に、清代の学者李彣の著作「金匱要略廣注」を発見し、整理注釈出版した。
大学院を卒業後中国中医研究院医史文献研究所に配属され、助理研究員として勤め、余瀛鰲先生の下で「簡明中医辞典」、「中医内科臨床文献滙編」など多数の著作の編集執筆に参加した。中医の歴史そして少数民族の医学史などの研究課題にも携わった。
1994年来日、さくらはり灸院で針灸師の助手を務め、中国語新聞紙「中文導報」の養生薬膳コラムに二年間執筆した。
2002年株式会社薬日本堂に入社、漢方相談員を勤め。
2005年北京中医薬大学日本校の講師を勤め。
2008年医薬品登録販売者の資格を取得。
2011年心理カウンセラーの資格を取得。
2015年料理研究家青山有紀さんの料理本「12が月の薬膳レシピ」を監修。
今現在日本中医学院中医中薬専攻科及び中医薬膳専科、古典などの講師を従事し、薬日本堂の漢方相談員としても活躍中。

お申込み方法・手順

韓涛先生の講座をご希望の方は、以下の手順に従ってお申し込みください。
お申し込みフォームへご記入いただいたメールアドレスに、日本中医会事務局よりお返事をいたしますので、その後、お返事に記した指示に従ってお手続きをしてください。
※ お申込みの際には、受講に関する注意事項をご確認ください。

1

講座お申し込みページにあります講座お申込みフォームから、必要事項をすべてご記入の上お申込みください。
※ 申し込みフォームはセキュリティ対策をしてあります。

2

申し込みフォームから送信したのち、2週間以内に講座料を指定の口座にお振込みください。

3

入金を確認次第、ご記入いただいたメールアドレスへ連絡をいたします。
※ 3~4日以内にはお返事をしていきますが、当会からのメールが届いていない場合はご連絡ください。

講座お申し込み・受講に関する注意事項

●お申込み期限(振込み期日)は開催の一週間前までになります。
●欠席、お申込み後の返金、振替えは一切致しておりませんのでご了承下さいませ。
●資料の再配布は致しておりません。尚、資料の無断複写・編集、ネット上での拡散についてもご遠慮下さいませ。
●お振込み後、こちらからの返信は自動返信メールを以て完了となります。お振込み後、直接会場へお越しください。
●講座の録画は一切禁止といたします。
●後日の動画配信などはいたしませんので、ご自身のためにも、ご出席される方は確実にいらしてください。

講座お申し込みページ

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