第1回
日本中医会学術大会
第1回 日本中医会学術大会
この度、日本中医会主催の学術大会を開催することになりました。
中医学という名称が広く一般的になりつつある昨今、中医学という名称を冠している私たち資格保有者は、その資格を有する責任と高い使命を持つとともに、よりいっそうの学術の研鑽が必要ではないかと考えます。学術大会を開催することによって、より深い学びを感じることができるのではないでしょうか。
また、日本中医会の会員みなさまが集い、交流できる大会になることで、お互いの励ましにもなるのではないでしょうか。
以下のように「第一回 日本中医会学術大会」を開催しますので、みなさまのご参加をお待ちしております。
学術大会テーマ
『家族を守る中医学』
中医学は古来から生活に密接して発展してきた医学です。
人間のライフサイクルに合わせて、古来より養生の分野でも多くの役割を果たしてきました。
第一回の日本中医会学術大会では、“家族を守る”というのをテーマにして学術を深めてまいりたいと思います。
会期
令和6年7月15日(海の日) 9:40~16:00
会場
日本中医学院
参加費用
会場参加・オンライン参加 3300円(税込)
※ 受講費は1日通しとなります。
主催
日本中医会
共催
日本中医学院
お申し込み
第一回学術大会参加のお申し込みは、以下のリンク先よりチケットをご購入ください。
ご購入の完了をもって、参加のエントリーが完了します。
開催日が近くなりましたら、資料などをお申し込みのメールアドレスにお送りいたします。
※ 「受講に際しての注意事項」を本ページ最後にまとめておきましたので、ご参加者は目を通しておいてください。お申込みをしていただいた時点で、これらの注意事項に同意したものとなりますことも併せてご了承ください。
学術大会プログラム
9:30〜
受付開始
※ 日本中医学院・別館が会場になり、受付も別館入り口に設置してあります。
10:00〜10:10
開会式
開会宣言 日本中医会 会長 瀬戸郁保
開会挨拶 日本中医学院 植松捷之 理事長
10:10〜12:00
基調講演 『身近にある炎症とその対策』
近年、ガン発生の機序が明らかになりつつありますが、その背景に炎症が隠れているということが分かってきました。私たちの普段の生活の中には炎症を引き起こすまざまな要因があり、それらの炎症はガンだけではなく、他の病気にも関係していると言われています。
第一回日本中医会主催の学術大会では、ガン(腫瘍)に詳しい中医学講師・鄒大同先生を招聘し、身近にある炎症についてお話を伺ってまいります。
家族の健康寿命のために、炎症への理解とその中医学的考察と対策は欠かせない分野になると思います。ご家族の健康を守るためにも、鄒大同先生の講義に耳を傾けていただきたいと思います。
→ 講師
中医学講師・医学博士 鄒大同先生
→ プロフィール
南京中医学院(現南京中医薬大学)卒業、日本医科大学大学院卒業
1996年来日、日本医科大学大学院で主に肺ガンの研究に携わり医学博士号を取得する。
2006年から日本中医薬研究会専任講師として活躍し、専門分野は内科全般で特にガン(腫瘍)について詳しい。
鄒大同先生の著書
鄒大同先生の著書はとてもわかりやすく、多くの方に読まれております。『中医内科学ポイントブック』は、初心者からベテランの先生まで参考になると好評です。『臨床家のための中医腫瘍学』は、鄒大同先生のガン(腫瘍)研究の集大成となっており、生薬、方剤、弁証などが細かく著されています。これを機会にご覧いただけたらと思います。
12:00〜13:00
お昼休み
13:00〜14:30
中医学シンポジウム
ミニ講座(20分の口演+10分の質疑応答)の後に、中医学について語り合っていただきます。
各先生の得意な分野を通して、「家庭を守る中医学」についてのお話を聞かせていただき、その後、質疑応答を入れますので、参加者の方々も積極的なご質問をお寄せください。
韓涛先生
日本中医学院・学長。中国北京中医薬大学准教授、副主任医師,大学院研究生指導教官。中西医学結合免疫学専攻博士。中国国家衛生部中医師免許試験官。中華中医薬学会中薬学会分会委員。中国免疫学会終身会員。中華中医薬学会会員。
呉晨輝先生
日本中医学院・副学長。北京中医薬大学卒業。中国中医研究院(現中国中医科学院)広安門病院、眼科病院に内科、鍼灸科、耳鼻科、眼科の研修を経て眼科に入る。中医学眼科のスペシャリストとして経験豊富な臨床経験があります。
桜林玲子先生
日本中医学院・講師。北京中医薬大学中医学部卒業。中国山西省中医学院講師を二年勤め、その間著名温病学者趙紹琴先生に師事。また、余瀛鰲先生に師事し、中医臨床文献の整理研究も。薬局での漢方相談にも定評がある。
14:40〜15:30
中医学講座『中医学の小児科 現代生活スタイルを考えてみる』
演者・千葉浩輝先生からのメッセージ
中医学は古代からの伝統を受け継いで、少しずつ変化しているが、現代の生活の変化にも合わせる必要がある。今回の内容は、前半に中医学での一般的な小児科のとらえ方、一般的内容を概説する。
小児の特徴は、未熟であり成長発達をしていること、病気も進行や回復が速いこと、脾・肺・腎が幼弱であること、純陽であること、などが挙げられる。後半には、古代とくらべて大きく変化してきたと考えられる現代生活の環境の一部を考慮し、生活の養生について述べる。
→ 講師
東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科勤務
北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)中医中薬専攻科卒
医学博士 千葉浩輝先生
→ プロフィール
富山大学医学部卒業後、千葉大学小児科等を経て、現在 東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 勤務 。
15:30〜15:40
閉会式
受講に際しての注意事項
受講に際していくつかのご注意がございます。
講師の先生方からのお願いでもございますので、参加される方々は、以下のことをご注意してご参加ください。